「もしも」のときに備えておきたい消火スプレー。家庭での小さな火災や、バーベキューなどのアウトドアでの万が一の火災に、サッと対応できる消火スプレーは防災グッズとして常備しておきたいアイテムですよね。
でも、いざ購入しようと思ったとき、「どこで売っているの?」と疑問に思った経験はありませんか?
消火器ならホームセンターで見かけることがありますが、持ち運びやすい消火スプレーとなると、どこで手に入れられるのか迷ってしまいます。
今回は、消火スプレーがどこで購入できるのか、100均からホームセンター、オンラインショップまで徹底調査!いざというときのために、賢く消火スプレーを手に入れる方法をご紹介します。
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消火スプレーはどこで売ってる?販売店を調査

火の取り扱いが多いキッチンや、バーベキューなどのアウトドアシーンで活躍する消火スプレー。「どこで買えるのかな?」「近所の店で手に入るかな?」と考える方も多いはず。
普段あまり目にしない商品だけに、どこで売っているのか分からないと感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、日常的によく利用する様々な店舗で消火スプレーの取り扱いがあるかどうかを徹底調査しました!
今回チェックした店舗は以下の通りです。
100均(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
まず最初に、身近で気軽に立ち寄れる100円ショップで消火スプレーが購入できるか調査しました。結論から言うと、ダイソー、セリア、キャンドゥのいずれにおいても消火スプレーの取り扱いはありませんでした。
実は消火スプレーはその性質上、安全性や品質を保証するために一定の基準をクリアする必要があり、そのためのコストがかかります。そのため、100円という価格帯で提供することが難しい商品と言えるでしょう。
ただし、100円ショップでは着火剤やライターなどの火を起こすためのアイテムは販売されているので、火に関連する商品の取り扱い自体はあります。
しかし、残念ながら消火に関するアイテムは見つけることができませんでした。念のため、ダイソーのオンラインショップでも検索してみましたが、消火スプレーに関する商品は見つかりませんでした。
100円ショップでは様々な日用品が手に入りますが、安全に関わる専門的な商品については、やはり専門店やホームセンターなどで購入する必要があるようです。
もし近所の100円ショップで消火スプレーを探している方は、残念ながら別のお店を検討した方が良さそうです。
ホームセンター(コーナン・カインズ)

続いて、DIY用品や住宅関連商品が豊富に揃うホームセンターではどうでしょうか。調査の結果、コーナンとカインズの両方で消火スプレーを購入することができました!
ホームセンターでは防災用品のコーナーが設けられていることが多く、そこで消火スプレーを見つけることができます。価格は商品によって異なりますが、一般的に1,000円〜3,000円程度で販売されていました。
特にカインズホームでは、防災コーナーがしっかりと設けられており、消火スプレーだけでなく、様々な種類の消火器も一緒に陳列されているので非常に分かりやすくなっています。
消火スプレーと消火器の違いや特徴を比較しながら選べるのは大きなメリットです。意外かもしれませんが、家庭用の消火器も思ったほど高価ではなく、5,000円〜10,000円程度で購入できることが分かりました。
消火スプレーはコンパクトで使いやすいというメリットがありますが、消火能力には限界があります。本格的な火災に備えるなら、消火スプレーと消火器の両方を準備しておくと安心です。
ドンキ
「なんでも揃う」と言われるディスカウントストア、ドン・キホーテ(通称:ドンキ)はどうでしょうか。調査の結果、ドンキでは一般的に消火スプレーの取り扱いはないようです。
店舗によって品揃えが異なるという特徴がありますので、一部の大型店舗では取り扱いがある可能性もありますが、広く調査した限りでは消火スプレーの販売情報は確認できませんでした。
ドンキではアウトドア用品やキャンプ用品も充実していることが多いので、消火スプレーも扱っていそうな印象がありますが、実際には見つけることが難しいようです。
どうしてもドンキで購入したい場合は、事前に最寄りの店舗に電話で問い合わせてみるのがおすすめです。「防災用品コーナーはありますか?」「消火スプレーは取り扱っていますか?」と具体的に聞いてみましょう。
なお、ドンキでは家庭用の小型消火器を取り扱っている店舗もあるようなので、消火スプレーではなく消火器を探している方は、チェックしてみる価値はあるかもしれません。
ただし、品質や安全性を考えると、消火器のような安全に関わる製品は、専門店やホームセンターで購入する方が安心です。
東急ハンズ
生活雑貨の専門店として知られる東急ハンズでは、消火スプレーを購入することができました!
東急ハンズには「防災・防犯」のコーナーが設けられていることが多く、そこで消火スプレーを見つけることができます。取り扱いの有無は店舗によって異なる場合もありますが、多くの店舗で防災用品は充実しています。
東急ハンズの強みは、商品の品質や機能性にこだわった品揃えです。消火スプレーについても、使いやすさや効果が高いものが選ばれています。
価格帯は1,500円〜3,000円程度で、用途に合わせて複数の種類から選ぶことができます。
特に「車載用」や「キッチン用」など、使用シーンに特化した消火スプレーも見つけることができるので、自分のニーズに合った商品を見つけやすいのが特徴です。
アウトドア専門店(LOGOS)
バーベキューや焚き火などで火を使う機会の多いアウトドアシーンでは、消火スプレーがあると安心です。
そこで、アウトドア用品の専門店であるLOGOSでも調査しましたが、残念ながら消火スプレーの取り扱いは確認できませんでした。
アウトドア専門店では、焚き火台やバーベキューグリルなど火を使用する道具は多数販売されていますが、消火に関するアイテムは意外にも充実していないようです。
これは少し意外な結果でした。アウトドアでの火の取り扱いは特に注意が必要なはずですが、専用の消火スプレーが見つからないのは残念です。
ただし、アウトドア専門店の中でもLOGOS以外の店舗(例えばモンベルやスノーピークなど)では、消火用品を取り扱っている可能性もあります。
また、店舗によって品揃えが異なる場合もあるので、お近くのアウトドア専門店に直接問い合わせてみるのも良いでしょう。
アウトドアでの防火対策は非常に重要なテーマなので、今後アウトドア専門店でも消火スプレーのような防災アイテムが充実することを期待したいですね。
現時点では、アウトドア用の消火スプレーを探している方は、ホームセンターや東急ハンズ、オンラインショップを利用するのが良さそうです。
楽天市場
実店舗で消火スプレーを探すのが難しい場合は、オンラインショップも有力な選択肢です。楽天市場では、様々な種類の消火スプレーを購入することができました!実店舗では在庫が限られていることもありますが、楽天市場では多数のショップが出店しているため、幅広い選択肢から自分に合った消火スプレーを選ぶことができます。
楽天市場の消火スプレーの価格帯は1,000円〜5,000円程度で、用途や消火能力によって様々なタイプが販売されています。特に「キッチン用」「車載用」「アウトドア用」など、用途別に特化した商品も多いので、自分のニーズに合った消火スプレーを見つけやすいのが魅力です。
また、楽天市場ではユーザーレビューを参考にすることができるので、実際に使用した人の感想や評価を確認してから購入できるのも大きなメリットです。「使いやすかった」「効果があった」などのリアルな声は、商品選びの参考になるでしょう。
さらに、楽天市場では定期的にセールやポイントアップキャンペーンが開催されているため、タイミングによってはお得に購入できる可能性もあります。特に楽天カードを持っている方や、楽天ポイントを貯めている方にとっては、楽天市場での購入がお得かもしれません。
配送料は店舗によって異なりますが、一定金額以上の購入で送料無料になることも多いので、複数本まとめ買いするとお得です。家庭用とアウトドア用、車載用など用途別に複数購入する場合は、送料も考慮して計画的に購入するとよいでしょう。

Amazon
最後に、世界最大級のオンラインショッピングサイト、Amazonでの取り扱い状況を調査しました。結果、Amazonでも消火スプレーを購入することができました!Amazonでは様々なメーカーやブランドの消火スプレーが販売されており、価格帯や機能、用途などによって多様な選択肢があります。
Amazonで販売されている消火スプレーの価格は、概ね800円〜4,000円程度で、中には複数本セットでお得に購入できる商品もあります。特にプライム会員であれば、多くの商品が送料無料で迅速に届くため、急いで消火スプレーを入手したい場合にも便利です。
また、Amazonでは商品レビューが充実しているため、他のユーザーの評価や使用感を参考にすることができます。「実際に使ってみてどうだったか」「保管方法は?」「使いやすさは?」など、実用的な情報も得られるので、初めて消火スプレーを購入する方も安心です。
さらに、Amazonでは関連商品がレコメンドされるため、消火スプレーと一緒に購入すると便利な防災グッズなども見つけやすいのが特徴です。火災警報器や防災セットなど、総合的な防災対策を考えている方にとっては、一度に必要なものを揃えられる便利なプラットフォームと言えるでしょう。
配送面でも、通常は1〜2日程度で届くことが多く、急いでいる場合でも安心です。まとめ買いすることで割引が適用される場合もあるので、複数本購入予定の方はチェックしてみる価値があります。

消火スプレーを使う際の注意点は?
消火スプレーを購入したら、いざというときに正しく使えるように、事前に使用方法や注意点を確認しておくことが大切です。
消火スプレーは緊急時に使用するものなので、使い方を間違えると効果が発揮されなかったり、場合によっては危険な状況を招いたりする可能性もあります。
ここでは、消防庁が公開している情報をもとに、消火スプレーを安全かつ効果的に使用するための重要なポイントをご紹介します。
安心して使用できるエアゾール式簡易消火具等
消防庁では、消火器具の安全性と効果を確保するために、火災の種類に応じた消火能力の基準を設け、厳格な検査を実施しています。
この検査に合格した製品は「住宅用消火器」または「エアゾール式簡易消火具」として認定され、検定合格証票や鑑定合格証書が貼付されています。
消火スプレーを購入する際は、これらの証票や証書が付いているかどうかを確認することが重要です。
また、製品には「有効に消火できる火災の種類」が絵表示で示されているので、自分が想定している火災に対して効果があるかどうかを事前に確認しておきましょう。
例えば、「普通火災(A火災)」は木材や紙などの一般的な可燃物の火災、「油火災(B火災)」は灯油やガソリンなどの油による火災を指します。自分の用途(キッチンでの使用、車載用、アウトドアでの使用など)に合った消火能力を持つ製品を選ぶことが大切です。
ガス系の消火器具では天ぷら油火災は消せません
消防庁の情報によると、特に注意が必要なのが天ぷら油火災です。
火災は「熱」「燃料」「酸素」の3要素が揃うことで燃え続けますが、ガス系の消火器具(ハロンを使用したエアゾール式簡易消火具など)は、一時的に酸素を遮断する効果があるものの、ガスが無くなると再び燃えだしてしまうケースがあります。
天ぷら油火災を確実に消すためには、油の温度を下げて再燃を防ぐ必要があります。そのため、天ぷら油火災には強化液タイプの住宅用消火器やエアゾール式簡易消火具が効果的です。
ガス系の消火スプレーで天ぷら油火災に対応しようとすると、一時的に消えたように見えても再燃する危険性があります。
消防庁のウェブサイトでは、ガス系消火具で天ぷら油火災を消そうとする実験の様子が公開されており、ガスがなくなると再び燃え出す様子が確認できます。
家庭での火災で最も多い原因の一つが天ぷら油火災であることを考えると、キッチン用の消火スプレーを選ぶ際は特に注意が必要です。
もし天ぷら油から火災が発生した場合は、自分の安全を第一に考え、消火が難しいと判断したら速やかに避難し、消防署に通報することが重要です。無理な消火活動は危険を伴うので、状況に応じた適切な判断が求められます。
このように、消火スプレーは便利な初期消火ツールですが、全ての火災に対応できるわけではありません。製品の説明書をよく読み、適切な使用方法や対応可能な火災の種類を理解した上で使用することが大切です。
また、定期的に使用期限を確認し、期限が切れた製品は新しいものに交換するようにしましょう。
- 消火スプレーと消火器の違いは何ですか?
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消火スプレーは「エアゾール式簡易消火具」とも呼ばれ、スプレー缶タイプの小型消火用具です。本格的な消火器に比べて軽量でコンパクト、使い方も簡単ですが、消火能力は限定的です。初期段階の小さな火災に適しています。一方、消火器は法的基準を満たした本格的な消火設備で、より大きな火災にも対応できますが、重量があり使用方法も少し複雑です。消火スプレーは家庭での初期消火や車載用、アウトドアでの携帯用として、消火器は本格的な防災設備として使い分けるのが良いでしょう。
- 消火スプレーの使用期限はどれくらいですか?
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消火スプレーの一般的な使用期限は、製造日から3〜5年程度です。具体的な期限は製品によって異なるため、購入した商品の本体や説明書に記載されている期限を確認してください。期限が切れた消火スプレーは消火性能が低下している可能性があるため、新しいものに交換することをおすすめします。また、使用していなくても定期的に状態をチェックし、缶に錆びや変形がないか、噴射口が詰まっていないかなどを確認するとよいでしょう。防災用品は「備えて安心」ではなく、定期的なメンテナンスと更新が重要です。
- 消火スプレーを使うときの注意点は?
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消火スプレーを使用する際の主な注意点は以下の通りです。まず、火元に対して適切な距離(通常50cm〜2m程度、製品の説明に従ってください)を保ちながら噴射します。風上から火元に向けて噴射するのが基本です。また、すべての火災に対応できるわけではないので、対応可能な火災の種類を事前に確認しておきましょう。特に天ぷら油火災には対応していない製品もあるため注意が必要です。消火活動は自分の安全が確保できる範囲内にとどめ、火災が拡大している場合は無理に消火しようとせず、速やかに避難し消防署に通報してください。
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